音楽の授業で箏(こと)の学習をしました。講師に箏奏者の本藏理恵さんをお招きし,鑑賞と体験の活動に取り組みました。
1年生では,まず「引き色」や「後押し」などの奏法を実演していただきました。生徒たちは,微妙な音の変化を聴き逃さぬようにと息をひそめて耳を傾け,「わあ!音が『ツゥーン』って低くなった!」と感動していました。また,それらの奏法が使われる曲「六段の調」を鑑賞すると,「かっこいい」と目を輝かせて喜んでいました。その後の体験活動では,「さくらさくら」を美しい音色にこだわって演奏することができました。
2・3年生の体験活動課題曲は「さくらさくら」の応用編で,左手で弦を押しながら右手で弦を弾く「押し手」の奏法が含まれています。力加減やタイミングに気をつけて個人練習に励み,最後の合奏では音色や抑揚を工夫しながら最後まで通して演奏することができました。そして鑑賞では,2年生では箏独奏で「早春賦」を,3年生では箏とフルートの合奏で「カノン」(パッヘルベル作曲),また全学年共通で箏とピアノの合奏「カイト」(米津玄師作曲)を演奏していただきました。
鑑賞や体験活動を通して箏の音色を味わった一日でしたね。箏の特徴やよさを再発見できたと大満足の生徒たちでした。講師の本藏理恵先生,貴重な体験をさせていただきありがとうございました!